2010年09月13日

畑明郎先生から、小鳥が岡団地のこと

皆 様

小鳥が丘団地土壌汚染問題に関心を寄せていただき、ありがとうございます。
昨日テレビ放送されたカンブリア宮殿(両備の小嶋社長)対談の反論です。

(1)社長の金言、「社会に尽くすことが企業の存在価値」の資格がある?

「両備」は小鳥が丘の汚染土地を、いいかげんな造成で表面を化粧し、住宅地として一般庶民に販売した。汚染が発覚しても、「大したことはない」、「だまされたのは住人の責任」、と強弁し、途中で話し合いを一方的に打ち切り、住民が自宅庭で有害物質によるガス中毒で倒れても現地確認さえ拒否し、放置したのです。
住民が、直接「小嶋社長」宛てに解決要望書を送っても、「弁護士に任せている。」と取り合わず、顧問弁護士に「不服なら裁判しろ!」と言わせ、住民が提訴しても「知らぬ、存ぜぬ」の態度で、責任さえ認めない会社の、どこに「社会に尽くす」と公言する資格があるのか!
小鳥が丘土壌汚染の対応は、小嶋社長が「地域づくりが大切」と言うのと反対に、地域を壊すことになっています。

(2)補助金政策がよくないと発言しているが、「両備」は積極的に活用しています。

両備は補助金を貪欲に申請しています。ときには岡山市民でさえ問題ありと抗議の声が上がるほど積極的に活用しています。
バス路線の補助金はご多聞に洩れず活用していますが、岡山国体での自社タクシーの優先的庸車権で問題になったり、不動産部門でも岡山市一等地のグレースタワーマンション建設で岡山市から多額の都市開発補助金で抗議の声が上がったり、岡山駅隣接の「全日空ホテル」買収でも岡山市から優遇譲渡されたと問題になっています。

(3)執行役員に任せる「信託経営」の美辞麗句から想像できるような体制ではありません。

実務の全てが執行役員に任されてはいるわけではなく、社長は名ばかりではありません。
両備ホールディングス㈱の、社長として、実力者として、全てを決定しています。
最終経営責任は社長だと言っていますが、小鳥が丘土壌汚染の理不尽な対応の最終責任を「小嶋社長」が取るのか、最後まで見守りたいと思います。

(4)社会正義を貫くのが両備イズムとは何のこと?

よって社会正義を目指しているというのは、言葉だけだと思っています。
方便もいつまでも通用はしません。

以上反論のごとく、悪質な会社でも、すべてが悪い事業ではなく、ためになる事業もあります。しかし公共の役割を持つメディアが民間企業を取り上げるのであれば、一側面だけでなく、その企業が社会的に良識ある行動がなされていて取り上げるのにふさわしい企業かどうかを十分検討すべきだと思います。
世論をリードするメディアが公共の電波を使って一側面だけを賛美するのは、社会的な悪影響が大だと思います。


http://www.geocities.jp/kotorigaoka/
小鳥が丘団地救済協議会
藤原 康


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Posted by MOH通信編集部 at 17:05│Comments(0)■MOH通信便り
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