一足お先にお知らせしましょ(^_-)-☆
≪リアルタイムメッセージfrom嘉田知事≫
M・O・H通信32号は、「原点」をテーマにお送りします
東日本大震災を忘れずに、私たちの暮らしと共に・・・
私たちの暮らしの原点を検証していきます
まずは、我が滋賀丸の船長である
嘉田由紀子知事からメッセージが届きました
全文は、6月中旬発行の弊誌をお待ちください
“平成の三種の神器は何でしょう?”
答えは32号で、見つけてください
『正常な安全感覚とは?』
―東日本大震災を経て、日本と滋賀県の社会転換を考えるー
2011年4月18日
滋賀県知事 嘉田由紀子
東日本大震災から1ヶ月。地震による破壊に加えて、津波ですべてが流され、その上に原発事故による放射能汚染の危機。こんな複合災害がこれまで日本にあっただろうか。背筋が寒くなる思いにかられながら、被災された人たちの暮らしが一日も早く取り戻され、一日も早い地域の復興を願い、この筆をとっている。短文ではとうてい意を尽くせないほどの大きな課題に直面しながら、今、日本社会が大きな岐路にたっていることを深く感じざるを得ない。今までの日本社会の成り立ちそのものを転換しないと、日本の未来に希望が持てない、という思いが日々募るからだ。本稿では、巨大な行政・政治システムの中で、専門家といわれる人たちの判断のみが優先され、普通の生活感覚が機能せずに巨大化してきた日本の原子力政策に対して、人間として世代を超えて命をつなぎ、未来を持続的に拓くための「正常な安全感覚」をいかに埋め込んでいくのか、まさに素人的に問題提起をしてみたい。
<「想定外」を想定できない政治意識構造が課題>
<原子力災害におけるEPZという“想定”>い
<関西広域連合としての原子力災害に対する対応>
<正常な安全感覚を行政、政治の場に働かせるために>
<止める勇気をもって政治家を選ぶ滋賀県ならではの持続的社会を求めて>
知事としての未来の子どもたちにむけての使命感に加えて、4人の孫をもつ普通のおばぁちゃんの感覚をふまえて、正常な安全感覚を働かせながら、この滋賀丸を運航していきたい、と改めて強く決意をしております。(2011年4月18日)
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