近江の海はうみならず天台薬師の池ぞかし ∂( ̄ゝ ̄)∂
『梁塵秘抄』
むか~し、むかしの平安時代。三修という修行僧がびわ湖の西側を歩いておったそうな。フトびわ湖の東を見ると、湖東の山中に紫雲がたなびいているではないか。紫雲は高貴な印、驚き怪しんだ三修は、びわ湖を飛び越え(ほんまかいな?)かの地にいたったと。ナント紫雲は清らかな池から立ち上っておる。「奇跡だ」喜んだ三修は、一心に祈ったそうな。すると池の中から神々しい薬師如来のお姿が・・・。この薬師如来をおまつりするのが、紅葉の美しい、湖東三山の池寺(西明寺)だとか。
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