雅楽を奏でる和田神社♪“●”♪

MOH通信編集部

2013年07月29日 17:57

<湖国と文化144号夏号>

いまどきの元気なお社見聞

大津市木下町 和田神社
嶽山修平宮司を取材

インタビュー
―――雅楽のコツをつかむには?
 そう、その「コツ」は笙の楽器から生まれました。乞(こつ)(音の名前)を鳴らす穴は奏者が見えない楽器の裏側にあります。乞の穴を間違えずに押すことを、乞をつかむ。と言いました。ほかにも、「黄色い声」は篳篥の音、「きいろいかね」と書く、黄鐘調から生まれました。女性の甲高い声に似ていたんでしょう。
 ―――年間の演奏回数は?
 15回以上でしょうか。祭典やお寺(比叡(ひえい)山元(ざんがん)三大師堂(さんだいしどう))で演奏をしたり、地域の小学校で演奏をします。生で聞く曲は印象が違うのでしょうか。熱心に聞いてくれます。
――――目指すことは?
舞楽をしたい。舞うことですね。雅楽の世界では、「笙3年、龍笛5年、篳篥7年、まだならん」と言いますが、会を結成して3年経過して活動が開始できました。現在は16名ですが、仲間を増やして、生で吹いて舞をしたいです。目標を持ちながら、若い私たちが雅楽を継承し、日本の伝統と祈りを守っていきたいです。  
 
―――ありがとうございました


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