「地元学による地域再生」嘉田知事の講演を聴きました

MOH通信編集部

2006年10月16日 17:13

10月14日(土)滋賀県立大学講義棟Aにて、滋賀県知事・嘉田由紀子氏の講義がありました。
これは、滋賀県立大学が今年から始める”近江環人地域再生学座・公開特別講義(第1回)の一環で、今回は200名に公開されました。

近江環人地域再生学座とは、大学院博士前期課程に新設されたものです。受講生は13人。大学院生7名、社会人6名で構成されています。辻村は社会人受講生の一人です(ええ、女子大生です。最年長の)。卒業すると、「コミュニテイ・アーキテクト」という称号が与えられ、地域再生のコーデユネイターとして、活動します。

嘉田知事の講義は「地元学による地域再生ー制御から共感へー」。びわ湖博物館で収集された、住民の聞き取り調査による、地元学です。

<ポイント>
かつて、川は住民たちの自治によって守られ、生活に活かされていた。近代化するにつれ、川は行政が管理し、滋賀県が制御していった。そして、住民は川から離れていった。「川は役場がなんとかするもの」。住民は川の魚も口にしない。かつて、川が氾濫したとき、住民は自分たちで身を守り、助け合って復興した。今、出来るだろうか?川をもう一度、私たちの手に取り戻すにはどうすればいいだろうか?おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんの記憶をたどろう。そして、命は自分で守る術を身に着けよう。


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