「アートと社会」by 鷲田清一先生(・∀・)

MOH通信編集部

2011年02月22日 17:36

≪フォロワーシップで市民が主役≫

平成23年2月11日「文化で滋賀を元気に!文化・経済フォーラム滋賀」がビアンカ船内でありました
基調講演は大阪大学総長鷲田清一先生が「アートと社会」をテーマに講演

面白かったのは
『フォロワーシップ』の話

昔、昔、ホンの50年前は住民が主人公(主体)だった
病気になると薬草を煎じ、死ぬと家族と地域の住民が埋葬し、悩みごとは長老が解決していた
住民は自分たちで難題を解決していた
      ↓
今は住民はお客さん(受身)
病気になると病院にかけこみ、死ぬと葬儀社がすべてを行い、もめると弁護士が駆けつける
住民は、誰かにモンクをいうことが務めと感じモンスターペアレントとも呼ばれる

価値観は多様になり、目線も違ってきた、問題も各人ちがう
そのような集団が必要なのは、強いリーダーではなく
リーダーを支えるフォロワーシップだ
リーダーは交代しても、支えるフォロワーがいれば、ことは動く

今、私たちに必要なことは、自分でできることを実行できる
共通の目標がなくてもつながり会える社会だ
それには、アートがぴったり
自己表現は様々で、作業をでき、一体感を実感できる
リーダーをフォローして行くマインドが市民社会では不可欠


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